2015年11月02日

終わりのセラフ名古屋決戦編

こんにちは、吉岡です。

終わりのセラフ名古屋決戦編が、いいよ10月10日から放送開始されました。
6月30日に書いた前回の私のブログがセラフ一期の最終話放送のことを書いていたので
時が過ぎるのが速すぎて、恐ろしくなります。

前回のブログの予告通り、今回はセラフの背景の描き方の工程を写真を交えながらご紹介できればと思いますひらめき


今回描く工程を紹介するBGは、一期で何度も出てきた優一郎の家の前です。
このカットはミカエラの心情、寂しさや孤独感と心の支えでもある家族の住む家の雰囲気が
でればいいなと思い描きました。


●まずは、シリウス紙に紺色のカーボンで原図を写します。


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●全体に絵の具で地塗りをします、明暗をしっかり出しライトのフレア感も地塗りで描きます。
 地面も、少し濡れているような雰囲気を出します。
 右側の壁や地面は濡れているうちにパレットナイフで絵の具を重ねてあやを入れていきます。

  
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●手前や壁にざらざらしたマチエールが欲しいので、指でモデリングペーストを塗ります。
 乾かしたら、上からパレットナイフを大胆に動かして調子をつけていきます。
 

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●手前からパイプや地面のタッチを入れていきます。
 描き込むところとあえて描かないところを意識しながら描き進めます。


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●最後に奥の方を描きます。
 手前に横切る電線やハイライトなど、繊細に入れていくことで地面や壁の大胆なタッチとの差が出てくる
と思います。
 

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そしてこの後出来上がったBGをスキャナーでスキャンし、フォトショップでライトのフレアを足し完成ですひらめき


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この様な工程で、セラフのBGは出来上がります。



背景を描くスタッフが、一話から少しづつ自分の中で描き方を発展させて、
セラフの背景は一話ごとに進化していってます。

今週の放送は、いよいよ優一郎たちが名古屋に足を踏み入れます!
どんな風に名古屋の街が描かれるのか、背景の方も注目していただけると嬉しいです。


二期も一期の美術を踏まえたうえで、より良いものに発展出来ればとやる気がメラメラしています!!!
2期も終わりのセラフ名古屋決戦編をよろしくお願いします!



posted by パブロ at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(吉岡)

2015年06月20日

セラフ1期無事に終了しました!

こんにちは、吉岡です。


セラフの最終話が放送されました。
パブロでは、背景スタッフがそろって観賞しましたよ(^^)!


初美術監督として終わりのセラフに携わり去年の7月から準備を始めて今年の6月中旬まで、とにかく走りきってあっという間の一期でした!
秋山さん、美術監督補佐の藤井さん、パブロの背景スタッフ、フリーの背景様が、
熱をもってかっこいい背景を描いてくれたからこそ、セラフ一期が乗り越えられたと思っています!



去年の夏にセラフの美術の方向性を、徳土監督とコンセプトデザインの品川さんと打ち合わせをした時にお二人から話された、

「世界=背景を、荒々しく陰影を効かせて描きたい」
「何を見せて何を見せないかを整理して、描くことではなく描かないことを重視したい」


このビジュアルコンセプトの元、セラフ美術の方向性を固めていきました。

まずは何枚かラフボードを描いていき、、すこしづつ方向性を固めていきました。
私の机の横の壁に描いたラフボードを貼り付けて、こっちの方がいいかな・・と迷ったり
何か自然現象を使って絵が描けないだろうかと悩んだり・・
ボードの空部分だけ描いてはさみで切り、ボードにくっつけたりして試行錯誤を続けました。

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そして、固まったセラフの美術の方向性は、

●大胆さと繊細さの要素を入れること。(力強さ、激しさは相反する繊細さでより際立つ)
●パレットナイフを使って、画面に大胆な変化や荒々しさを表現する。
●モデリングペーストを使って、ざらざらした質感表現や荒々しさを表現する。
●画面の中に描く所と描かないところを作る。
●画面の中に原色の色やタッチを入れる。
 入れる基準は、その場面の心情にあった色で表現する。(悲しい時なら寒色系など・・)
●ボケ表現を積極的に使う。

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こちらは作業に関わるスタッフに配布したデータです。
プリントアウトして各自机周りに貼って作業をしていました。
ここで描かれているボケ表現はパソコンでぼかしたのではなく、手描きで描くときにぼかして描いています。
パソコンで描く背景が主流の最近では珍しい表現ですが、デジタル的なぼかしとは違った雰囲気がだせます。
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そして、一枚目のボードを描きました。

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このボードはセラフ本編には出ていませんが、自分の中ではこの一枚からセラフの美術が動き出したので
思い入れのある一枚です。


そして、荒廃した渋谷の全景も描きました。


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パレットナイフでざっくりとタッチを入れると、それだけで画面に大胆な変化マチエールが出て画面がしまります。
画面の手前の方には、モデリングペーストを使っってざらざらした質感を出しました。
ここまで荒廃していると、ビルも人工物ではなく自然物の様に描けて楽しかったです。


一話の放送後、Twitterの感想等を覗いてみると、背景美術のことに注目してくださっていて
嬉しかったです。
すごく励みになりました!


私の次のブログ記事では、制作工程写真も交えながら紹介できればと思います!
 
そして今週のブログは最終回放送直後ということで、美術スタッフの藤野さんのブログも連続公開しています!
この記事の下に続いています、こちらも是非ご覧下さい!  
 



 
posted by パブロ at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(吉岡)

2015年01月09日

念願の軍艦島




こんにちは。
吉岡です。


新しい年になって、よし何を書こうと思いお正月のことかな、、と思ったりしたのですが、、
去年の秋お休みを頂いて一人旅をした、長崎旅行のことを書きたいと思います。


背景美術を始めてから長崎の軍艦島の写真集に出会い
ずっと行きたいなと思っていたのですがなかなか行けず、、
思い立ったが吉日!すぐにチケットを手配して長崎に行きました!




今回の旅の目的は、2つ!
 
1 軍艦島に行くこと
2 長崎ちゃんぽん発祥の店でちゃんぽんを食べる


実にシンプルですね!


朝長崎空港に到着して、早速ちゃんぽん発祥の店、四海楼へ!
濃厚なスープが美味しくて本当に美味しかったです!!
席からの眺めも最高で、長崎湾が一望できました。

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お昼を食べたら、軍艦島に行くためのフェリー乗り場に移動し、、

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フェリーは、50人以上乗れる大きさであまり揺れず快適でした。
フェリーに揺られること20分くらいであの、シルエットが見えてきました!

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島に到着すると、軍艦島に住んでいたガイドのおじいさんが当時の生活ぶりをユーモアたっぷりに説明してくれました。
その説明を聞きながら、写真集には写っていない細かいところをたくさんカメラに写して
興奮しっぱなしでした!

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実際自分の目で見た軍艦島は、想像以上でした。
風化して廃墟になった鉄筋コンクリートアパート郡は、すごい圧力で感動しました。


これからも休みを見つけて、自分の行きたかった場所に旅をしたいと思います!


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posted by パブロ at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(吉岡)

2014年08月23日

おひさしぶりです

こんにちは、吉岡です。


嬉しいことにまた声をかけていただけて、pabloに戻ってきました!
一年前にpabloで惡の華という作品に携わってから、丸一年別の作品に参加していました。
二度目のpabloでまた、新しい気持ちでがんばりたいとおもいます!


さて、丸一年間参加していた作品というのが、今上映中の思い出のマーニーという作品です。
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今回の思い出のマーニーの美術は、キルビルやスワロウテイル、清洲会議などの実写映画の美術監督をされている種田陽平さんが美術監督でした。
実写の美術監督とお仕事をするのも初めてでしたし、一年間同じ作品に取り組む事も初めてで、初めてづくしの作品でした。

種田さんは、実写の美術では普通のことなのかもしれませんが、舞台に登場する屋敷や建物の模型を作って下さるので、建物の構造や複雑な影の落ち方など模型を手にとって覗き込んだり光を当てたり出来たので、フィルムに映った時のそこにあるという存在感につながったと思います。
これから美術をする時にもすごく勉強になることばかりでした。

マーニーの初号では、物語に引き込まれて出てくる感動の涙なのか、終わったっていう気持ちからくる涙なのかわからない涙が止まらなかったです(笑)


そしてマーニー展×種田陽平展にも行ってきました!
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自分が実際にアンナになった気分で映画の冒頭から物語の中に迷いこめる作りになっていて、すごくわくわくしました。
わたしが好きな展示は、、、というとせっかくの展示のネタばれになってしまうので言いません、でも色々なところに仕掛けが沢山隠れているので覗き込んで探してみてください。
江戸東京博物館で7月25日〜9月15日までやっています。


そして、最近の私はというと、、どうでもいいことなんですが、なんだか身の回りの物が青が多いということに気がつきました!

今手元にある青いものを写真に撮ってみました。
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手帳に雑記ノートに青いペン、青いショートパンツ、これ以外にも最近よく着るスカートやパンツも青です。
かなり彩度の高い青色のバックを使ったりしています。
この前なんか、なんとなく来ていた服が上下青にバックも青、靴まで青なときがありました。ちょっと、どうかしています。

たしかきっかけは、寒色系ならやせてみえるかも、、、だったような気がするので早く痩せて膨張色や暖色系の服を着られるように
がんばりたいと思います。


posted by パブロ at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(吉岡)

2013年05月30日

惡の華が咲いている?

こんにちは、吉岡です。

デザインフェスタのPABLOブースに来ていただいた方、本当にありがとうございました。
いろいろなお話ができてすごく楽しかったですし、パワーを頂きました!


最近の私はというと、デザインフェスタも終わり惡の華の背景作業に勤しんでおります。

惡の華も8話まで放送されて、いよいよ終盤にさしかかって来ました。
まだ、終わってもないのに終わるのがさみしいって思ってしまいます。

 
そんな私の気持ちを反映してなのかは知れませんが、?パブロでは、いろんなところに惡の華が咲いています。



秋山さんのデスクの前の壁にも、巨大な惡の華、、、。
このポスターは、アニメ放送前にJR渋谷駅に貼られれいた駅貼りポスターを頂いたものです。



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CDにも、惡の華、、。


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入り口のドアにも、惡の華、、。


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みんなの携帯の待ちうけにも、、惡の華が咲いていたよ、、。


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この待ちうけ、気に入ってます(笑)





そして、最後にお知らせです。


studio Pabloが背景美術を担当いたしました、輪るピングドラムビジュアルメイキング資料を集めたアートブックが
2013年5月31日に発売されます。


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「Art of Penguindrum アート オブ ピングドラム」

 ピングドラムが好きな方はぜひ、お手にとってみてください。



posted by パブロ at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(吉岡)